だけどやはりなにかしっくりこないというか、見えない壁のようなものを感じる
それぞれに話題や付き合いのできる領域があり、限定的な「この人とはこういう付き合い」(たとえば特定ジャンルの話を飲み屋でする、とか)の範囲から越えられない
もちろん本当はもっと広げられる可能性があることはわかっているし、相手が悪いとかじゃないこともわかってる
だけど大学生くらいまでの、くだらなすぎることで笑ったり、落ちこんだ夜に真面目な話ができた関係にあった安心感は得られていない
どうも必要以上に遠慮が出てしまうというか、個人対個人ではなく何かに属した人と付き合っている感覚が拭えない
楽しく盛り上がっているときも、ふっと我にかえって何か違和感や寂しさのようなものを覚えてしまう
腹七分の付き合い、とでも言おうか
時間が作る関係というものはあるが、それには自覚できる打算があってはいけない気がしている
もちろんこれまでの友達との間に育った仲には代えられないのだけど、これから付き合いのできる人と出会うことはあるのだろうか
夜長はこんなこと考えてしまうね