出会う人たちを、自分と同じように思い笑い傷つき怒り疲れる人間だと思い、
自分の気持ちと相手の気持ちをお互いに尊重しながら言葉を選んで一つずつ積み重ねてゆき、
他人を信頼し自分も信頼されるような間柄を築いてゆくような努力をするでもなく、
「結婚するかどうかは個人の自由であって他人にとやかく言われる問題ではない」というのを後ろ盾にして、
自分の劣情を二次元やアイドルにぶつけて一方的な欲望だけ悶々と膨らませる毎日を過ごしていれば、
そうでない人との歩む人生の道のりはおのずと違ってくるし、みえるものや感じるもの、出会う人も変わってくる。
たしかに「結婚しないやつはダメ」という価値観は、実に古臭く個人を尊重していないものであって、否定してゆくべきものだろう。