2019-09-20

振られた

寝ようと思ったその時に、1年近く付き合っている彼女から「別れたい」とラインで告げられた。唐突理由も語られずに。見た瞬間に眠気は覚めた。

最近関係淡白になったし、元々何を考えてるのかよく分からない子だったがかなりの衝撃だった。別れ際もクールに決めるならここで「分かった、幸せにね」とでも言うんだろうが、あいにく俺はめちゃくちゃ彼女が好きだ。すぐさま電話をかけて「せめて理由を聞かせてくれ」と何とか首の皮一枚繋がるように、少しでも相手気持ちを動かす道がないか聞いた。もう面子とか格好良さとかは二の次だ。ダサくても好きな人と離れたくない。この電話喜怒哀楽ごちゃ混ぜになりながら、必死に俺のことを好きでは無くなった人間に対して、ここまで執着する自分は我ながら情けなかった。しかも、そんなに執着する相手気持ち理解していなかった。重ねて情けないと思ったのは大好きな彼女存在の大きさもこんな事になるまで計れていなかったことだ。

電話口で彼女はダサくて情けない俺の必死の説得から別れを保留にしてくれた。だが、保留だ。今の俺は聞く耳を持っていないと思われたのかも知れない。けど、俺は彼女真剣に俺との交際を再検討してくれてると信じるしかない。もう格好つけてる俺は彼女の前に現れない。電話口で泣きそうになりながら「別れたくない」と喚くバカが俺だ。でも、これで良かったと思う。意地を張って本心を告げずに別れるより、情けなくとも一緒に居たいと本心を告げたんだから

結局、この保留された回答を聞くまで何日も寝られない夜を過ごすことになった。

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