みずみずしいトマトソース、濃厚なのにしつこくないモッツァレラ、ふわっと香るバジル、絶妙な焼き加減。
ピザ職人見習いのあの子が、はらぺこアルバイトのために作ったまかないのピザ。
クリームソースの上にシーフードが散りばめられた豪華なピザ。他にも具材が載っていたと思うが今はもう思い出せない。メニューには載っていないオリジナルのピザ。
はらぺこ達によって瞬く間にピザは無くなった。みんなでうまいうまい言いながら食べた。その様子を見て、あの子はとても嬉しそうだった。
そう言ってピザ職人見習いのあの子は笑った。○○○はあの子のニックネームだ。
いつも一生懸命なあの子が作ったピザ。仲のいい仲間達と食べたピザ。
結局『海鮮○○○物語』は新メニューに加わらなかったし、あの子はやむを得ない事情で店を辞めてしまったし、あの店はもう存在しない。
本当に美味しかったよ。あの味も、あの店で過ごした思い出も全てが懐かしくて、もう二度と戻らないと思うと泣きそうになる。
どっかのピザ屋の社長がアルバイトとして店舗に潜入して、おっさんがまかないに作ってくれたピザがうまくて商品化したのあったな。 そういう風になればよかったのにね。
その番組見たな
ホントはピザ職人見習いのあの子の 胸のレーズンが食べたかったんだろ おーん?
その子もはてなユーザで『海鮮増田物語』になってたりしてな