かつて現代美術の展覧会に行くと「なんでこの展示で1,200円も取るんだよ!」と憤っていたんですが、『現代美術を楽しむためには勉強が必要。勉強すれば楽しめる』という話を聞いて読んだ本です。
現代美術を楽しめるようになりました。
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『作品の意味が解らない人が多いと思うが、作ってる人も解らない場合もあるから気にするな』みたいなことが書いてあって面白かった。
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『今日の芸術は、うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない』っていうのが、これまでの美術と現代美術を分けるところなんだと思います。
今日の芸術が、そうあらなければならない理由が、読んでると解った気がしました。
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『現代美術の価値は、世界の芸術祭で、著名なギャラリーの人間がある作者と会っているとか、そういうところで決まっていきます』みたいな話もあって面白かった。
それでも現代美術に関わるのは、それだけじゃないからなんだということも解ります。
他にも何冊か読んだけど内容忘れました。
色んな本で「作品は、創る人が半分創り、観る人がもう半分を創る」みたいなことが書いてあって、現代美術では観る側が重要な役割を果たすようです。
あと、アメリア・アナレスの《なぜ、これがアートなの》にはビデオもあって、その中でアメリアが「日本人はアートの楽しみ方を知らないんじゃないか?」に対し
と答えていたのには、「そう言われれば、そうだ!」と衝撃を受けました。
いやまあ勉強したところで高すぎるんだよな あの価格設定なんなんだろ 欧米じゃ無料の美術館なんてざらにあるのに