TLで『漫画のフキダシに読点が付いていて、句点が付いていないものがあって違和感がある。』という話題が勢いが良かったのだが、
その流れの中で『小説を書く時、かぎかっこには句点を付けないから、読点があってに句点がない方が違和感がない』と趣旨のものを見かけた。
それ自体を否定するつもりはないし、別に悪いとも思わないのだが
何年も前から『鍵括弧の最後に句点を付けないのが文章のルール。』と言う指摘を見かけるようになって、そのことが不思議だった
もし手元に小学校の国語の教科書があるなら(別に小学校の教科書でなくてもそうであろうが)、開いて読んでみれば良い。
セリフを示す鍵括弧の最後には句点と括弧閉じが並んでいるのを見つけられるだろう。
また小学校の国語で、マス目のあるノートや原稿用紙の使い方を学ぶとき、『句点と括弧閉じは同じマスにまとめる。』と習ったのではないだろうか。
出版の中で恒常的に鍵括弧の最後の句点が省かれているのは知っている。
しかし、それは慣習的なもので、全てに通用する『文章のルール』ではない。
小学校で授業を受けていれば、そのことの間違いに気が付き、他人に『これが文章のルールでござい。』などとは言えないはずなのだが、
藤岡弘、の方が気になる