2018-08-01

[]ダブルアイリッシュウィズ・ア・ダッチサンドイッチ

アメリカIT企業などが使っていた節税手法

まず、タックスヘイブンの国に会社をつくり、その会社管理する会社アイルランドにつくる。

アイルランドでは「他国会社管理する事業実態のない会社」には課税されない。

まり、この会社徴税されないかわりに、実態のある事業を行えない。

そこで、アイルランドにもう一つの会社を作り、そちらに海外事業利益を集める。

こちらには実態があるが、集めたお金をすべてライセンス料として最初につくった会社に払うので、この会社には課税はなし。

単純にライセンス料を払うだけだとそこに課税されるが、アイルランド優遇税制条約を結んでいるオランダ会社を通せば、ライセンス料への課税はなし。

最終的にはタックスヘイブンの国へのごくわずかな税金を支払うだけで済む。

まり、二つのアイルランド企業ダブルアイリッシュ)でオランダ企業を挟んでいる(ダッチサンドイッチ)。

こうした手法合法だったが問題視され、税制改正・追徴課税の動きが進んでいる。

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