ひと時だって忘れられない人がいる。
その人とは二回しか会ったことがないし、LINEだってろくにしたことがない。ただ、ツイッターで繋がっているだけの間柄だ。
私はツイッター廃人だから常にツイートしている。どうでもいいことばかりだ「仕事嫌だな」「口内炎が痛いな」「疲れちゃった」
そのどうでもいいツイートほとんどに彼はお気に入りをしてくれる。普通は気持ちが悪いのかな?ネトストと言われるのかな?わからないけど、彼のファボが嫌じゃない。
今日は夕暮れの空が真っ赤に染まって綺麗だったから「空がきれいだな。もう夏だね」とつぶやいた。そしたら彼のファボがあって、何だか泣いてしまいそうなくらいに嬉しかった。
別に隣にいるわけでもない、話しているわけでもない、なのに彼が隣にいるような気さえして。
多分、彼もこの真っ赤な空を見ていて「きれい」だと思ったんじゃないか。そっか、私は一人じゃないんだ。空がきれいだと、そんな何気ないくだらない感情を共有できる人間がいつでもそばにいるんだ。
彼にとっては何気ない一つのファボだったのだろうけど。深い意味なんてないのだろうけど。
前に友達がいないと嘆いていた時に「俺は増田ちゃんと友達だと思っているよ。いつまで友達でいられるかわからないけど、増田ちゃんと友達でいられる努力はするよ」と言ってくれたことを思い出した。
うんち
何となくわかるわ。 良いよね、そういう気持ち悪いと思ってない相手からのいいねって。