お金と心の余裕ができた。
学生時代は授業、課題、課外活動、そしてバイトと何足ものわらじを履かなければならなかったけれど、社会人はとりあえず仕事さえしていればいい。
これが私にとってとても良かった。
大学に通うにはお金を払う必要があったけれど、会社はその必要がない。
自分で選んだ進路とはいえ、私にとって勉強はお金を払ってやる苦行と言っても差支えなかった。
バイトをしないとお金が払えないし、しすぎると単位を落として……と、負のスパイラルに怯えていた。
もちろん上を目指すには勉強や自己投資が欠かせないけれど、やりたかったらやればいいだけ。
あと、大学時代は様々なコミュニティに属していたから、スケジュール調整が大変だった。
でも、大抵の社会人は所属コミュニティの数がぐっと減るし、「仕事が一番」という共通認識があるので、スケジュールが合わなくても仕方ないよね、とお互い心の整理がつきやすい。
そして、お金があるって素敵。
やりたいこと、行きたい所、欲しいもの、何でも自分で好きに手に入れられる。
自由を手にしている感じ。
選べる権利ってやつだ。
そんなわけで、社会人になって心が楽になった人もいるよって話でした。