2018-03-31

トラウマ

わたしの妹は結構本気の自殺を企てたことがあり、周りの人が彼女想像を超えて無茶して頑張ったのと、いくつかの幸運も重なって後遺症もなく生き延びた。

Xデーは事前にわかっていた。彼女が決行する直前にわたし彼女ラインをしていた。もともと妹とは疎遠だったのでわたし彼女鬱病も知らないことになっていたし、知っている=誰かが喋った=誰かが彼女を裏切った、になるので、そうと知っていれば分かる温度さよならをほのめかすラインに、バレないように引き止めようとすることしかできなかった。

ちょっとダークさのあるオシャレなラインスタンプで「ばいばい」が送られ、深夜にラインアカウントが削除され、彼女自殺を企てた。

前述の通り彼女は助かり、鬱病のほうも「なんで自殺を止められるのか理解できない」と語っていたのがその後の衝動的な自殺未遂後では「死ぬのは怖かった」と言うようになった程度には寛解というか落ち着いているようだった。自殺未遂ももう年単位でしていない。

彼女ラインアカウントを作り直し、ダークなオシャレなあのラインスタンプをまた買ったようだった。

疎遠なりにたまにラインくらいはするのだけれど会話の締めがいっつもあのスタンプだ。前のアカウントを消す直前に使っていたあのばいばい。

本当にぞっとする。何を考えているんだ。怖い。大丈夫なのか。どういう気持ちであれを。

本人に聞けはしないしまだまだ不安定状態は長く続くと思われるがもう本当こわい。怖いから使わないでとも言えないし。

どういう気持ちなんだあれは。

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