一つには、「自分が生まれた国である」「自分が住んでいる国である」といったことは肩入れするに値する大きな「繋がり」であるということだ。
たとえば増田がアメリカに移住したとしたら日本に加えてアメリカも応援するようになると思う(よっぽどアメリカが嫌いでなければ)。
一般に「住んでいる国」以上に思い入れのある国なんてなかなか無い。
初めての海外旅行の行先でめちゃくちゃ楽しかったとか、職場にいるめちゃくちゃ仲の良い外国人の母国だとか、
そういった思い入れがあれば自然とその国に肩入れするようになるだろうが、「住んでいる国」以上にはなかなかなれないだろう。
もう一つは、その国の報道に触れる機会が多いということで、選手個人に思い入れができるということだ。
同じ日本代表でも、よく知っている選手とよく知らない選手とでは、応援に差ができてくるものだ。
さらに言うなら、海外の選手でも情報が多ければその個人に肩入れしうる、ということでもある。
実際、サッカーや野球、バスケなどの有名スポーツでは、海外のチームの勝利を我が事のように喜び、海外の選手を応援する光景がしばしば見られる。
自国に対する思い入れを上回れば外国でも応援するようになるのだし、逆に言えば自国への思い入れというのもその程度のものでしかないということでもある。