anond:20171230111228
こういうのに西洋人が嵌まるのは仏教がまだ浸透してないから仕方ないとして、
アジア人がまだこの理解度なのは残念です。
さて、この反出生主義の課題は、
苦痛を無批判に避けるべきものと捕らえるにとどまっている点で
そもそも苦痛とは何か、なぜ存在するのかまで
考察が行き届いていない所にある
仏教によると苦痛の原因は執着にあり、
執着は人が自由意思を持っているという幻想により発生していると解く。
つまり反出生主義の問題は自由意思の問題で、人は何のインプットにも影響されず論理によって最適な行動をすると信じているから発生するのだ。要は本能を全て拭い去ると人は死ぬしかないよね?
因みに仏教におけるこの手の問題点の解決策は四諦と八正道となる。興味あるかたはこちらも。
Permalink | 記事への反応(1) | 20:59
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