2017-10-21

心が麻痺やすく周囲に流されやす

豊田真由子の「このハゲー!」は最初強烈におぞましい印象を得た。

罵声を浴びせられている秘書自分と重ね、笑いなど微塵も起きなかった。

それを笑いのネタにしている人がいると知って悪質極まりないと思ったし、ネタに出来る無邪気さがうらやましくすらあった。

しかし今は自分もそれに麻痺してしまい、徐々に笑いのネタとして受け入れてしまっている。

それが本当に恐ろしい。

■けんとという子供がいた。

彼は以前あった木製ジャングルジム炎上事件犠牲者だ。

本当に悲惨事件だったし、それを笑いにするなんてクズのものだろう。

しかしあの事件はその後、通称地獄ジャングルジム」という名で笑いものにされている。

そしてそのネタを見て笑ってしまった自分がいる。

それが本当に恐ろしい。

千の風になってという歌がある。

とても切ない歌詞で、死生観について考えさせられる歌だ。

自分母親はこの歌を死の直前によく聞いていたので、特に切なくなる。

しかしそれをおもしろおかしくした替え歌を聞いた時、笑ってしまった。

本当に恐ろしいことだ。

自分の繊細な気持ちが徐々に麻痺し、笑いに歪められてゆく。

そんな自分曖昧さが情けなくなるほど腹立たしい。

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