2017-10-09

トリプルA面という日本語のヤバさ

普通シングルCDにはメイントラック以外にも付属となる曲(カップリング)がついている。

このメイントラックをA面、カップリングB面と呼ぶのはレコード時代の名残だ。

知らない方もいるかもしれないから念のため説明しておくと、レコードは表裏両面に曲を書き込み再生することができるので、メイントラックを収録して余った片面にカップリングを書き込むのである。これがA面B面である。(カセットテープも両面が使えるので、A面B面呼び名が受け継がれている)

そんな中、どっちかがおまけじゃなくて、両方メイントラックでいいじゃない。という発想から出てきたのが、両A面レコードである。どっちかが表なんじゃなくてどっちも表というわけである

これがCDになっても引き継がれて、ダブルA面シングルなどと言われている。CDではトラック順が決まってしまうので、どちらも対等というわけにはどうしてもできないが。

ところでトリプルA面である

この日本語自分は感動している。

語源から考えるとトリプルA面とは意味不明のシロモノになる。けれど、その日本語は立派に存在し、その指し示す意味を伝えるという役割果たしている。

レコード時代の具象的な用語CD時代になっても抽象化されて生き残り、抽象化されたまま拡張して初めて成立し得た単語である

言葉ってすごい。そう思った。

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