こういう単語を知っているということは何かを齧ったことがあるのだと思うけど、
貯蓄=投資で言うところの貯蓄の概念と、貯蓄率で言うところの貯蓄の概念は全然別物なので、
こうやって並べて出せるものじゃないよ。
貯蓄=投資の方、ISバランスの貯蓄とはY(総生産)- C(消費)以外の何の意味も無い。
国債を発行することで財政出動して、の部分はおそらく貯蓄=投資の概念の方の貯蓄に近いことを言っていて、
未来の貯蓄を減らす(たぶん増税されるから貯蓄できる額が減ってしまうとかのイメージでしょ)、の部分は貯蓄率の方の貯蓄の概念、
そして未来の投資=未来の日本の経済成長率を先取り、の部分は、また貯蓄=投資の方の貯蓄について言っている。
未来の貯蓄は、未来のY(総生産)から未来のC(消費)を引いただけのものに過ぎず、現在国債の発行が増えて未来にその償還と徴税が行われても別に減りはしない。
むしろ現在の投資が少なくなって未来の生産設備などが劣化した方が、未来のY(総生産)が減る分だけ貯蓄が減ってしまうくらいだ。
貯蓄の意味が違うものを使って結び付けているのでおかしなことになっている、媒概念曖昧の虚偽というやつだね。
借金は別にゼロにする必要はなく、借金総額÷経済規模が延々と増え続けないのならば問題ないしその道筋は現在示されているよね。