テレビ番組で「好きな男の子がいます」とでっちあげられた6歳児アイドル。
でっちあげた番組は有罪として、それとは別に「好きな男がバレちゃった、恥ずかしい」ではなく、「お客さんがガッカリするかも、悲しい」と女児が泣いたというのを聞くと胸が苦しくなる。
ある程度、分別が付く年頃に成長すると人は嫌でも自身の価値というものに向き合わなければならない。自分もJKだった頃には「あー今が一番価値がある時期なのか?の割にはいいことないなー」と悶々とし、高校を卒業した時には「JKブランド失った」と寂しさを覚えたものだ。今から振り返って見れば、そんなネガティブにならなくても大丈夫って過去の自分に声でも掛けてあげられるけど、当時はスーッと寒くなるような言い知れぬ不安が心の片隅にあった。この手の不安っていうのは自分だけじゃなく大なり小なり色んな人が通る道なんだろう。
でも、それを6歳にして経験しているのかと思うと辛い。「子供だから可愛い」「異性の影がないからいい」といった自分の価値を察知して、それを守ろうとしている姿が辛い。昔の自分の感傷に重なって辛い。
ただの話題作りだろ。子供が本当にそんなこと言ったわけないじゃん。