2年に1回ぐらいの頻度で、インターネット上に残った過去の音楽活動の動画を各所の知人に掘り起こされてる。
姓名フルオープンかつ割と珍しい名前だから大層探しやすいそうな。
特定・炎上・祭りみたいなことを恐れていた私は本名で活動することを非常に嫌がっていた。
しかし一緒に活動している子はプロ志望で、本名を晒して活動することが名を売ることになると強硬に訴えられ、私は折れたのだ。
そのときの彼の主張によれば、本名を出すことによって身元が明らかになり信頼を得やすくなるとのことだった。
プロとしてやっていこうとしている俺の人生がかかっているとまで言われて渋々承諾した。
そうして活動を始めた後、まもなく彼は別名義を使い始めるようになった。
著作権法に抵触する楽曲に関わる可能性があるため、本名の名義はクリーンな状態にしておきたいとの理由によるそうだ。
私は名義を途中で変更することも障りがある状況だったため、当面本名で活動することになった。
たまに過去の活動を掘り起こされて恥ずかしい反面、名刺代わりにもなるからマイナスのことばかりでもないけど、
なんか経緯を思い返すともやもやするー。