85分ぐらいの短い映画だが、見せ場に富んでいて興奮した。
この作品に緊張感を与えているのはインテリなヒロインの奮闘ぶりだろう。
どれだけ追い詰められてもヤケクソにならず、サメの特徴を見極めながら冷静に対策を検討し、
逃げるだけでなく、サメを攻撃するアイディアをひらめいたら果敢に攻撃に転じていた。
これと対照的な映画として思い浮かんだのが、品川さんのZアイランドだ。
ゾンビだらけの島に来てしまった人々はパニックになったまま、必死に知恵を絞ることなく
激情もしくはあきらめに駆られて玉砕戦法に走ってバタバタ死んでいく。
死にたがっている人たちが死んでもスリルが無い。