単独で「陛下」というと天皇を指すとは書いてあるけど、本来敬称だよね。「さん」とか「さま」と同じようなものだよね。「さま^2」みたいな。
だから面と向かって呼びかけたりする人が「天皇陛下」というのを略して「陛下」と呼びかけるのはなんか親しげでいい感じがする。皇后さまが天皇陛下に自室で「陛下」…とか呼びかけてるシーンを想像するとなかなか奥ゆかしい感じがする。あと、元侍従長が回顧録で「陛下」と呼ぶとかね。そういうのはいいねと思う。
でも、全く縁もゆかりも脈絡もない人が自分の文章中で「陛下」なんて呼び方を使ってると、なんか自分と天皇の二人だけの世界に浸ってる感があって、その妙な陶酔感だけが嫌に伝わってきて、他者を寄せ付けないような微妙な感じ。かえって失礼にさえ見える。お前ごときが「陛下」呼びすんなや、とか、尊敬の気持ちを込めたいならそもそも略すなよ、と。
というわけで、言葉の使い方が間違っているとは言わないけど、「陛下」という呼び方は文章中ではあまりお勧めしないな。個人的には、その人を指し(敬意を込めて)呼ぶときは「天皇陛下」、地位立場などにフラットに言及するときは「天皇」が無難じゃないかと思う。ものの本には「今上」だけでも敬意がこもった呼び方になるとあるけど、やや少数派感あるよね。
http://anond.hatelabo.jp/20160809175101
単独で「陛下」というと天皇を指すとは書いてあるけど、本来敬称だよね。「さん」とか「さま」と同じようなものだよね。「さま^2」みたいな。 だから面と向かって呼びかけたりする...
文語と口語ごっちゃにするなよ