今日の早朝の話。おねしょなんかしたことなくて、「どうやったら寝ながらおしっこ出すんだよw」とか思ってたらこのザマだよ。25歳にして初おねしょだよ。
原因はわかっている。おしっこする夢を見たからだ。夢の中で俺はピンチの友人を救う前に尿意を催したのでトイレへ向かう。30秒ほど放尿したところで目が覚め、いやまさかなと思ったらやっちまってた。
問題は横で寝ていた彼女に見られたことだった。俺の不審な動きに彼女も目を覚ましてしまったのだ。さすがにおねしょしたとは言えなかったので、俺は夢精したことにした。そう、不幸中の幸いで俺は無意識のうちに放尿にストップをかけていた。おかげでせいぜい夢精したくらいの量にとどまっていた。ちなみに夢精もしたことがない。
彼女は布団が汚れていないか確かめながら、遅漏でも夢精するんだ、とひとりごちた。俺は洗面所で証拠を隠滅しながら、遅漏でも夢精は起こりうる旨を説明した。彼女はふうんだかはあんだか気のない返事をしてまた寝てしまった。
昼過ぎに彼女はこの事件の話を持ち出した。最終的に、男も大変なんだねとコメントを残した。俺としてはそのときの彼女が妙にニヤニヤしていたのがひっかかっている。もしかして臭いでバレていたのか?それとも、俺と遅漏と夢精という三者の関係を心の中では信じておらず、言いたいことはあるが皮肉を含んだ笑いで済ませているのか?俺にはわからない。