例えば「学校が同じで」っていうの、一見凄く自然ぽいけど、それって超がつくほどの偶然じゃない。自然ですら無い。
「大学が一緒で」とか、「学部が同じで」とか、「サークルが一緒で」とか、「職場が一緒で」とか、それってお互いが知りあう前は、お互いがそれぞれ別の目的でその場所に自ら立ったわけで、それってもう奇跡じゃない。
「恋人を求めて合コンに行く」ほうが出会いとしては自然だよ。参加した合コンで恋人同士になるのは、一見奇跡のようで、実は自然な出会いだよ。だって、お互いが出会い目的で参加しているんだもん。出会い目的で参加した2人が、互いに気に入って恋人になったなんて、ごくごく自然なんじゃない?
婚活で何人もの人に会って結婚相手を見つけたなんて、それもごくごく自然だよ。だって互いが結婚相手を探すという目的で集っているんだから。
つまり、巷でよく言う合コンでもない婚活でもない「自然な出会いがしたい」「恋人とは自然に出会いたい」って、それって裏を返せば「奇跡的な出会いがしたい」「恋人と奇跡的に出会いたい」ってのと同義なんじゃないの?
じゃあ、本当の自然な出会いってなんだろうって考えてみた。考えてみたら、思いついたのは「初めに自分が誰かを好きになって。その相手に勇気を持って声をかけて、少しずつ仲良くなって、付き合って・・・」。つまり片想いから始まり、少しずつ距離を縮めて(縮める努力をして)そして恋人になってもらう。これが一番「自然」だなって結論に至ったんだ。
ほら、「自然な出会い」なんていう奇跡なんか待たずに、自分から好きな人に声をかけて誘っていこう。誰かを好きになって自分からその相手にアプローチを掛けるのって、本当に「自然」なことだから。
その好きな人ってのはどうやって作ればいいの? 特定の人を見つめて自分はあの人が好きだ自分はあの人が好きだって念じて自己暗示かければいい?