でも、それで出来るのがメチャクチャな文なのは、一つの文として読み取るのに重要な要素が欠けているからだろう。
要は「文意」といった奴だ。
逆にいえば、歪でも文意さえあれば、人間はそれをワードサラダではないと判断する。
「どちらかというと大反対」とか、明らかにおかしいけれど文意を掴むことは可能だろう。
そんな「何となく分かる」ような奇妙な読み味が私は好きだ。
ここはひとつ文意を汲み取る訓練として自ら作ってみようと思う。
意図は伝わるだろう。
けれど、覚悟ができていないということは伝わる。
「健やかなようで、健やかではない」というのは感じ取れる。