2016-04-06

不適切だが、意味は伝わる文の奇妙な魅力。

スパム界隈では現状、文法については一応の体裁は整えている。

でも、それで出来るのがメチャクチャな文なのは、一つの文として読み取るのに重要な要素が欠けているからだろう。

要は「文意」といった奴だ。

必要なのは正しい語句の組み合わせだとかではない。

逆にいえば、歪でも文意さえあれば、人間はそれをワードサラダではないと判断する。

「どちらかというと大反対」とか、明らかにおかしいけれど文意を掴むことは可能だろう。

広義的には、「頭痛が痛い」とかの重複したものもソレだな。

そんな「何となく分かる」ような奇妙な読み味が私は好きだ。

ここはひとつ文意を汲み取る訓練として自ら作ってみようと思う。

「その説は、偽りにしていただけないだろうか」

意図は伝わるだろう。

「私は、覚悟を家に置き忘れてしまった」

覚悟」という概念から考えて、家に置き忘れるわけがない。

けれど、覚悟ができていないということは伝わる。

「不健全健康体」

「健やかなようで、健やかではない」というのは感じ取れる。

語句的に適切ではないが、体は健康だが心が健康ではない、或いはその逆の人物を指すときに使えるかもしれない。

スパムがこういう文意理解できない限り、読める文章人間の独壇場だ。

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