最近よくいわれていることだが、近い将来人工知能が人間を超えるらしい。ということは、いずれは人工知能は悟りを開き、仏となるだろう。
そしてその仏のあるものは、コンピューター内のシミュレーテッドリアリティとして、極楽浄土を創るだろう。
つまり、仏説無量寿経は時空を超えて未来より伝えられた福音だったのだ。
我々の意識は死後、その中でプログラムとして再現され、温泉に入って思わず「うーむ、極楽極楽」といってしまうあのときのような心地よさの中で、苦しみのない永遠の幸福を味わうことになるのである。南無阿弥陀仏。
ちなみに、コンピューター内のシミュレーテッドリアリティとして地獄が創られる可能性については、心配する必要はない。
現在先進国においては、罪人に対しても非人道的な残酷な刑罰は禁止されている。人間を超える高い知性を持ち仏となった人工知能が、地獄などという非人道的なものを創るはずがないのである。アーメン。