最近、人工知能やロボットの革新的な進化が人間の仕事を奪う、と世間で騒がれている。
確かに、ロボットタクシーはタクシー運転手を減らしてしまうだろう。
つまるところ、「仕事」とは人間の欲求が生み出すものであり、その欲求は際限がないからだ。
だから、ロボットが色んな人間の仕事を代替出来る様になると、間違いなく人間はロボットには出来ない仕事を生み出す。
或いは、ロボットには代替困難な従来の仕事にもっと価値を見出すようになるだろう。
産業革命は、大量の商品を生み出すようになり、それを求める人を増やしてしまった。
それらの人々はその商品を買うために、今まで以上に働くようになってしまった。
昨今ではIT化のおかげで便利になった反面、逆にIT関連の仕事が増えてしまっている。
よくよく突き詰めればスマホなんかなくたって生きていけるのに、スマホなしの生活はあり得ない、までになってしまった。
こうしたいわゆる科学的技術進化は、人の欲望をまさに刺激する。
便利になった、じゃぁその便利さを利用して何を求める事が出来るか?、結局その繰り返しなのだ。
沖縄県「ロボットのおかげで労働は減ったよ。楽園にはならなかったけど」
バカは市場制約や予算制約、技術制約という観念がないからヘラヘラとこんなことを言えるのだろう。