「アスペ」という言葉は、アスペルガー症候群の略称というよりも蔑称としての意味合いを持つ使われ方をされていることが多いように思われます。
「アスペ」という言葉を蔑称として用いたことがある方にお聞きしたいのですが、アスペルガー症候群のどこがお嫌いですか?
僕は自分のブログでアスペルガー症候群であることを公表しています。
僕の価値観や思想の源になっているのが、アスペルガー症候群であるがゆえの少し特徴的なものの考え方であるからです。
僕にとって、「僕を語る」にはそれが必要なことだと考えています。
また、アスペルガー症候群である僕が確かにそこに存在することをネットの片隅にでも書き残しておきたいという思いもありました。
そういうわけで、僕はアスペルガー症候群である僕自身のことを隠さずにブログに綴っています。
日頃見かけるインターネットでの「アスペ」嫌悪からある程度の予想はしていましたが、やはりアスペルガーであることだけを理由とした非難の言葉を複数頂きました。
例えば「ブログをやめろアスペ」とか「アスペは社会に出て欲しくない」とか「アスペはネットを使うな」とか「子どもは作るな」とか「アスペは死ね」といったものです。
こうしたご意見に対して理由を尋ねても、「これだからアスペは」というお返事しか頂けません。嫌がられる理由がわからず困っています。
アスペルガー症候群の方に迷惑をかけられたという実体験をお持ちの方もたくさんいらっしゃるかもしれません。
しかしその理由にあたる部分を明らかにしないままに「これだからアスペは」としか仰っていただけないため困っているのです。
僕自身に問題があるならそこを改めて謝罪させていただきたいです。でもこのままでは「アスペルガー症候群である」ことを理由に謝罪を求められているのと変わらないと思うのです。
「アスペ」が嫌いな方にお尋ねしたいです。どこがお嫌いですか?
僕は一体、何に気をつけて生きていけばよいのですか。
僕は一体、誰に謝って生きていけばよいのですか。