最近は、ネットは変わったということを言う人も一巡して、そんな声も聞かなくなった気がするんだけど、読んでたらため息でるなあ。
斯く言う私も、学生時代は日陰者だったわけだかバリバリ社会不適合のオタク気質な人たちの影から匂い立つエネルギッシュさというのを肌身を通して感じていたつもりだ。ある時期までは、アニメを見ているとかラノベ的な小説を読んでいるというのは強烈なスティグマだったのを記憶している。
ネットの変質を端的に表しているのは動画サイトなんじゃないかと思っている。もしかしたら、自分がウブなだけかもしれないんだが、かつては狂酔なバカ(良い意味)が動画を上げていたんだけど、最近はどうも表面上バカな動画であっても金の匂いがする。金が掛かっているから自制が働いてツマラン動画になってる。megwinお前だよ。
一方で、技術はかなり進歩している。MADの動画編集なんて、指数関数的に技術が向上しているから1年経てば古くさくなっていると感じる。その技術をさ、金のためじゃなくて、おもしろい動画のために使ってくれよ。
ネットが一般社会化していったのは、普及率に向上に伴う必然だけど、悲観するひつようはない。このネット上に(あるいはネットでないどこかに)、かつてのネットのようなフロンティアがあるはずだ。アフィに汚染されてない、金のためじゃなく、バカ騒ぎがしたいから画面に向かうヤツがいるはずさ。