とある人気大学生ブロガーの記事を見た。死ぬほどつまらない。戦慄するほど面白くない。自分が面白いと思っているらしいのが、ことさらタチの悪いことだ。しかし人気である。あんなにも中身がない、何も残らない記事なのに。
オタクたちに「ウェイ系」と蔑まれる人種だろうか。しかし俺は知っている、本当にグループの中心にいることが出来る人間は話が上手いことを。また、閉じたコミュニティで満足し必死で線引きをするネット引きこもりよりも、あのブロガーのように各地を飛び回り様々な人と接する方がより人生の厚みを持っていることを。
だがあの記事群には微塵も面白さがない。伝わらないのではない、存在しないのだ。
自分よりもよほど素晴らしい体験をしている人間がどうしてつまらないのだろう。自分の方がユニークな存在だと思い上がるつもりはないが、いくらなんでもあれは酷すぎる。もしかして今まで感じてきたウェイ系の「面白さ」というのは、単なる表現力の問題だったのだろうか。そんなはずはないと信じているが。