親が子供に発する冗談が嫌いという増田が話題になっているが、これは冗談ではなく本気の話。
先日、子供が生後約100日を迎えたので、双方の両親を招き料理屋でお食い初めという儀式を行った。
儀式自体は、様々な食材を子供に食べさせるふりをするというもので、無事に成長した孫の姿を祖父母に披露するという意味合いが強いものなのかなと思う。
大人たちが酒と肴を楽しむ中、ほどほどに酔ってきた俺の母がこんなことを言い出した。
「まあ、孫ちゃんも、とりあえずここまで無事に育ってよかった。ウチの○○(←俺のこと)は産まれたとき、臍の緒が首に巻き付いて呼吸してなかったから。眼も真っ赤で・・・。逆さにしてパンパン叩かれてようやく泣き出したけど・・・きっと脳に障害が出るだろうなと思ってた。3歳になるまでに障害児と分かれば、私は○○を抱いて身を投げるつもりだった。けど、孫まで生まれてきてくれて、本当によかった」
俺は、「は?何言ってんの?」と思ったが、周りの反応(ウチの奥さん除く)は「ええ話や~」といったものだった。俺は呆然と黙っているしかなかった。めでたい席を台無しにするわけにはいかない。
その後、義実家を訪問した際、義母が「前に○○君のおかあさんが言ってた話、私、感動したわー。あれこそ母の愛よねー」とのたまわっていて、さらに追い討ちをかけられた。