ブコメに「出版社は公益のためにブラックリストを共有すべき」とか「作家は交易のために損害賠償請求すべき」なんて意見が散見されるんだけど、そういう追加コストが支払えないからこういう事件が起きてるんだよ。ちょっとした追加コストであっという間に立ち行かなくなる、それどころかなんの問題も起きてなくてもちょっとした人気の陰りやスケジュール遅延であっという間に赤字になるような商売をやってるんだ。そしてそういう利益率の片棒担いでるのは消費者なわけなんだよ。
こういう「正しいことを言ったつもりの悪意のないコスト要求」って小売店のレジでもカスタマーでもいやっていうほど触れるんだけど、みんなびっくりするほど無邪気だよな。お金を出した瞬間、それがたかが数百円でも無限に大きな顔をするようになるのは国民性なのかなあ。人間のさがなのか。
単純にそういうことを知らないか、知っていても頭のなかでつながらないだけでしょう。