2015-09-04

http://anond.hatelabo.jp/20150904222654

自分としては、村上春樹サブカルチャーであるところのセカイ系アクセスした作品

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」だと思っていた

あの作品灰羽連盟という変形を経ずに、麻枝准によって流布されてると勝手に思ってる

あるいは、それは90年代エロゲ界の文脈なのかも知れないが

他者との関係性ではなく自己との対話や没入に重きを置く方針

さまざまな表現者が世相を抽出し紹介した結果として残っており

村上春樹もその方向性の一端を担っていたのではないだろうか

何にせよ、もしかすると現在サブカルチャーのメインテーマは「全能感と称賛」にあるのかもしれない

自己との対話を通過し、自分だけの世界内省をするわけでもなく、ひたすらに力だけが増していく世界

何もかもがご都合主義的に進んでいき、主人公が話にあらゆる力や倫理が味方し、称賛される世界

俗な言葉で言う「やさしいせかい」を基本とし、作品により幼児性やエゴの色彩を強めたのが現代サブカルチャーなのではないだろうか

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