■コント「西内まりや」

都心にあるオシャレなバーの片隅にリーマン風の男が二人。

何やら恋愛トークをしている様子。

男Ａ「先輩、全然彼女が出来ないんですよ」

男Ｂ「へえ、たぶん理想高いんじゃないの？」

男Ａ「いや、そんなことないですよ」

男Ａ、グラスに入ったウイスキーを煽るように飲む。

男Ｂ「じゃあ、理想のタイプは？ 芸能人で言うと？」

男Ａ「西内まりや、ですかね」

男Ｂ「西内・・・何？ 最近の若い子の名前分からないな」

男Ａ「まりや！ 西内まりやですよ！ ほら、見てください。可愛いでしょ」

男Ａ，スマホの画面に西内まりやの写真を出して男Ｂに見せる。

男Ｂ「あーこれくらいのレベルなら、ウチの会社にもたくさんいるな」

男Ａ「えー、あり得ないですよ。西内まりやレベルの女子はなかなか・・・」

男Ｂ「お前、西内なんとかみたいに、目が2つ付いてるだけでマシだと思えよ」

男Ａ「うわ、出た！ 先輩の極論！」

男Ｂ「極論じゃねえよ。常識だよ。現実見ろよ」

男Ｂ、グラスを男Ａの前でブラつかせて茶化す様子。

男Ａ「じゃあ、先輩も奥さんは目が2つ付いてるから結婚したんですかあ？」

男Ｂ「うーん、ウチのは、あれだよ。片目しかないよ」

男Ａ「え！？」

男Ｂ「結婚を長続きさせる秘訣は、『片目をつぶって見る』って言うだろ」

男Ａ「あ・・・恋は盲目なんですね」

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