牛タンカレーの幟に惹かれて、食券機の一番上に並ぶカレーから適当な値段を選んで、
そのまま、お店に入った。
食券を渡してから、携帯に目を落として室内機のタイマーを設定しようとアプリを立ち上げたら、
直ぐにカレーが来た。
しょっぱい。ひたすらしょっぱい。
具が全くない侘しさがしょっぱい前に化学合成がしょっぱい。
大盛りをお願いしたことを軽く後悔して、空になったコップのお水をお願いしたら、
ふと、カウンターの案内が目に入った。
長崎ちゃんぽんの美味しい食べ方。
ああ、そうだ。以前このお店に来て長崎ちゃんぽん食べたことあるわ。
食券機のボタンを押した時は微塵もそんなお店だと感じさせなかった。
自席はカウンターのちょうど曲がり角だ。お客さんが食べている内容がよく見えた。
大体2~3人の間を置いて座っている人のメニューは、カレー、皿うどん、カレー。
その最奥の人も箸の持ち方ではなかったから、おそらくカレーだろう。
リンガーハットより高くて微妙なちゃんぽんから、しょっぱくて美味しくないカレーへ。
もうすぐ、潰れるお店だ。何とはなしの確信と微妙な後味だけが舌に残った。
先日拝見した艦これで赤城さんが食べていたカレーが不味そうだと思ったら、