一番好きだったのはりぼんだったけど、なかよしもちゃおもある程度大人になるまで読んでいた。
結論から書くと、恋愛にドラマチックな展開を求めてすぎてしまうのだ。
この歳になって、恋愛は平々凡々であることが幸せであるとやっと分かった。
もちろんちょっとしたサプライズやときめきは良いスパイスになるが、愛する人とご飯を食べたりデートをしたり、そういう穏やかな愛情の積み重ねが幸せを生み出すのだ。
しかし少女マンガで描かれる恋愛はそんな生易しいものではない。
ちょっとでも順調にいきそうになると彼氏の元カノが現れたり聞かれたくない一言を聞かれたり出生の秘密が明らかになったりする。
今振り返ると、例えば彼氏がいるにも関わらず他の男に思わせぶりな態度を取ったり、(思ってもない)辛辣な一言を彼氏に浴びせたりしていた。
そして、そんな自分に酔っていた。
そういったトラブルを乗り越えて真実の愛を手に入れる私達、みたいな妄想を繰り返していた。
私はひょっとしたらもう手遅れなのかもしれない。