2014-12-04

想像力

昨日、床屋シャンプーしてもらっていて、いつもの店長さんではなく新人さんにやってもらったんですね。

そしたら、やっぱり申し訳ないけどヘタなわけです。

お湯が熱かったりぬるかったりして、洗う場所にもムラがあって、耳の中にも水が入ってくるし、タオルの当て方もカタイ

マッサージも、マニュアル読んでやってます、という感じ。

で、この差は何なんだろうなって考えたんですよ。

もちろん技術的な話もあるんだけど、結局一番足りないのは想像力なんだろうな、という結論に至りました。

どうすれば相手が心地よく感じてくれるか、どういうお湯の掛け方をすれば不快なのか。

そのポイントさえ分かっていれば、多少のミスがあってもトータルとしてはOKだと思うんですよね。

逆にそのポイントを外しちゃうと、たとえマニュアル通りに正確にやってもヘタクソということにもなってしまう。

例えば副店長さんなら、ヒゲを剃る時に、蒸しタオルを剥がすのと泡を塗るのが同時だったりするんですよ。

このテクニックのおかげで、お客さんはヒヤッとしないで済む訳です。

店長さんを含めて何人かにヒゲを剃ってもらったけど、この工夫をしているのは副店長さんだけなんですよね。

まりこれはマニュアルを超えた想像力の部分なんですよ。

その差を知っているのはお客さんだけ。

だけどお客さんもわざわざそういう細かい事は店に伝えないから、「何だかからないけど副店長さんにいつも指名が入る」ということになるんですね。

その辺って、職種を問わず大事な事なんだなあとしみじみ思いました。

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