2014-10-03

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○説明員(占部英雄君) ただいま御質問、御指摘ございました右側通行左側通行問題でございますが、これは歴史的な経過がございまして、わが国におきましては、戦後人と車が対面して交通するという対面交通になりましたときに、現在のような車が左、人が右ということになったわけでございます。これは対面交通とその前の背面交通とのどちらが危険性が少ないかという点でございますが、背面交通場合は車の側に歩行者安全をまかせるということになるわけでございますが、対面でございます歩行者自体が車のほうを見ることができるということでございますので、背面のような車にの責任といいますか、歩行者自体は全く受け身にしか危険防止ができないという、これをやめまして対面交通にしたわけでございます。このときに、車が左、それから従来の歩行者左が右になったわけでございます

 それからもう一点、右がいいか左がいいかという問題でございまして、これにつきましては必ずしも定説はないというふうに聞いております

 それからもう一つ、諸外国の例でございますが、まず対面交通が背面交通よりも危険防止上有効であるという考えは一般的なようでございますが、その場合に人と車のそれぞれがどちらが左でどちらが右側が多いかというのも、まあ一般的には――人が左の場合もかなりあるようでございますが、一般的にどちらが絶対的というふうには私も承知していないわけでございます

 以上でございます

第058回国会 法務委員会 第13号

昭和四十三年四月二十五日(木曜日

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/058/1080/05804251080013c.html

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