2014-09-15

フサフサ地名

北海道には、ハゲに優しい地名がある。そう、増毛だ。

もともとのアイヌ語意味は、この道の碩学山田秀三北海道地名』も確言を避けている。

曰く「多すぎる、余るの意らしい。」と書き、他にも説を出して語源を明確にしていない。

今回は特にそれはいいとして、もう一つ、ハゲに優しい地名を紹介したいのだ。

世界はこんなにハゲに優しいのだと、普段ハゲハゲ言われるハゲに紹介したいのだ。

その地名は毛根。十勝総合振興局芽室町所在する。これで「ケネ」と読む。

アイヌ語では「榛の木」の意味だ。

榛の木がたくさん生えていた土地だったのだろうか? 今となってはわからない。

根釧台地のど真ん中、中標津町計根別(けねべつ)も同じような語源と言われる。

さて増毛には増毛厳島神社がある。

ハゲに効きそうな名前だろハゲどもが!!!!!!!!!!!!!!!!!

芽室町毛根には白山神社がある。毛根神社という名前神社はない。

ああん? 毛根の名前が入ってねーじゃねーか!!!!!!!!!!!これじゃ毛根って地名意味がねーじゃねーか!!!!!!!!!!!!宇わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

これには理由がある。この地域入植者富山県福井県石川県岐阜県出身者が多いのだ。

これらの県境白山が聳え立っている。

入植者たちは故郷白山信仰開拓地に持ってきたのだ。

さな神社なんだが、実はそうした裏話がある。

彼らはどうしてやってきたのか。

実は彼らの多くは故郷で度重なる土砂災害被害に遭っている。

北陸三県には特に明治28年、29年にひどい洪水があった。小作料に喘いでいたところに災害が重なった。

岐阜も同様だ。明治24年の濃尾地震、同26年の長良川の氾濫があった。

困窮の中、土地を離れなければならなかった人たちも多い。

開拓の中で、離散した人も多い。

そんななかに建てられたのが、白山の名を冠する神社だった。

ハゲよ、ハゲよう。

毛根地区神社白山神社であることを許してほしい。

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