世の中には「産んでくれてありがとう」「育ててくれてありがとう」という言葉がいつの時代も高らかに響いている。
同時に「産んでくれと頼んだ覚えはない」「育ててくれと頼んだ覚えはない」という恨み言も這い回っている。
私はどちらを正しいと考えればいいのだろうか。
どちらが"健康的な考えに見えるか"と聞かれたのなら間違いなく前者だ。
だが、どちらが"論理的により多くの者に当てはまりうる正論か"と聞かれたのなら後者を選ぶべきなのかも知れない。
そうして生まれた子供に、「産んでくれとも育ててくれとも頼んでいない」と言われた時、どう受け止めるべきなのか未だに分からない。
自分がそういう言葉を言った時、自分の親はただ何もいわずに「ごめんね。でも私達はうれしかった」とだけ繰り返していた。
私は、この問の答えに関するほんの僅かな、余りにも小さすぎるヒントしか親から受け取れなかった。
実際の所、子供を産むことはそうして生まれた子供にとって有難いことなのだろうか?
確かに生まれなければ何にも出会えない。たまごボーロにもアンパンマンにも出会うことがなく人生は始まりもしてないだろう。
だが、人生は良い事ばかりではない。幸福と不幸はそれぞれの人生で常に50:50といったフレーズはいつの時代にもあったはずだ。
そんな中で生きる子供にとって生まれた事は良い事でも悪い事でもないのだろう。
だが、産む側の人間には産んだ喜びとその後の長い長い育ての苦労がつきまとう。
その手間暇を子供は無力な、ただ乳を吸って指を握り返すことだけしか出来ない内から「親への恩義」として背負わされる。
その先にある人生がその子にとって幸福なら、それは喜んで親に返せるかも知れない。
だが、決して幸福と言えない時、それを返すべきかどうなのかは、大いに疑問になりうる。
産まれなければ不幸にならずに済んだのに、産んだことに感謝しなければならないのか。
無数の借りを背負わされながらの人生が辛いのに、育てられたことを感謝しなければならないのか。
返しきれぬ恩、返すべきか疑問となる恩など、もはや怨でしかないのかも知れない。
私は、その答えをまだ出せていない。
一体どれほどの利子がついているのだろうか、それは私の人生をどこまで使えば返し切れるのだろうか。
そして、私がそれらを支払い終えるより前に子供をなしていいのだろうか。
そういうグダグダを「くだらない」と言えるようになるまで子供は作るなよ
インドのことわざに「最低の親とは、子供に感謝を強制する親である」とあるけど、 無償の愛を少なくとも子供に与えるべきってのはもっと社会常識になっていいと思う。
http://anond.hatelabo.jp/20140321025621 愚かな親は自分が親(子からみたら祖父母) から多大なる恩恵を受けていることを知らない。 ペイフォワードだよね。基本子育ては。団塊に多い恩着せ...
逆だろ。 かつて自分が親の所有物であったのも、親に感謝するのも当たり前と思っているからこそ 自分の子にも同じことを求めるんだよ。 他人に無償の愛の愛を与えるなんて聖人君...
他人に無償の愛を与えるなんて聖人君子以外には不可能だし、現実の人間は聖人君子にはなれない。 与えられたことがなければ(またはそれに気づかなければ)、そして与えようと思...
増田は親に甘えきってるんだろうね。 子がいつまでも自立しないと言うのが今の祖父母世代の定番の愚痴になっている事も知らないと見た。 ニートとかパラサイトシングルとかそういう...
自立させるために子供に”条件付きの愛情”しか与えないってのは根本的にまずいと思う。 経済的支援とかは取引していいしそうすべきだけど、愛情を取引するのはよくない。 子供は無...
私は親に「無償の愛なんてこの世には存在しない」って言われて育った。 親が私に向けるのは無償の愛なんかじゃないってはっきり言われてきた。 実際、ある程度大事に育てられてき...
http://anond.hatelabo.jp/20140321073022 何を言ってるのか意味不明。
子供を産んで育てることで、親も子供からいろんなものを受け取ってると思うよ。