2013-09-20

世間では好評な本を読んだ結果、落ち込んでいる

発達障害の人を彼女に持つ人の本を読んだ。

あえてタイトルは書かないけど、それなりに有名だと思う。

読んだ結果・・・・・落ち込んだ。

なんの先入観もなく読めればよかった。

相手のパニックだとか困ったことに対してひとつひとつ丁寧に対処していることは本当に上手だなと思う。

そう、本だけ読むとそれなりに幸せに過ごせていて素敵だなと思える内容なのだ

けれどもtwitterでその人たちのtweet読んでるとそれはあくまで一面であって根っこの問題の大きさをひしひしと感じてしまう。

例えば本の中で彼女が親にカミングアウトするところ、それはとってもほほえましい受け入れ方で終わっているけれど、確かひどいこと言われたかされたか実家を出たことは触れられていない。

騒音が苦手とか服のかざりとかの意味がわからないと言ってる彼女田舎が嫌で都会で服を見たいとtweetしている矛盾にも。

これを書いた作者のひとが今鬱で求職中にも触れられていない。

ふたりとも料理が苦手で外食ばかりになることが触れられているだけにこれは厳しい状況だろう。

からといって作者が嘘をついたわけではなく、出版の時期よりも後から起こった事だから触れられていないだけなのだろうけど。

当たり前だけど人生は長くて、その長さが真綿のようにじわじわと彼らを締め付けて行くように思えてならないのだ。

どうしたらこの状況が打開できるのだろう。

彼らには幸せになってほしいから本を買ったことは後悔しない。ちょっとの手助けにもならない額だろうけど。

けれども読むんじゃなかった。

少なくとも自分発達障害の息子の未来が明るくは描けない。

あ、本のレビューを見るとみんないいことばっかり書いてるので、その本よりも私の文章の方がよっぽど読むに値しないのは間違いない。

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