https://www.youtube.com/watch?v=B0Qa9-KiRUo
最初見た時は「完璧な勢い」に衝撃を受けたが時間がたつにつれ、あれはやはりネタだったのだとか
あの印象的な言い回しは周到に用意されたギャグだったのだと思い始めていた
でも今なら分かる
あれは原稿こそあるだろうものの、その原稿の作成さえほぼアドリブに近いものだったんだろう
現状への浅はかな期待や、反対に気休めとしての反骨精神にすがる自分は愚かだったのだ
本当に現状認識のできた人は、むしろ深い無力感や拒絶感を感じて失望してしまうものなのだ
結局、「リング上のパワーゲーム」に興じるうちは、愚かな観戦者にしかなれぬのだ
リング上の者はお互いに「とどめ」をささないし、その戦いの結果が競技場の外の世界を変えることもない
だからリングに乱入しろなどということでなく、そんなまやかしに見切りをつけ、自分の考えを突き詰め、発信するしかなかったのだ