日本のオタクカルチャーでは、どのジャンルにも多かれ少なかれルールが決められている。
大半が「一般人」から白い目を向けられないよう(「迷惑をかけないように」、ということが多い)、ひっそりやりましょう、というルールが多いように思う。
自分はコスプレをしないのであまり詳しくないのだが、一番の大前提は「イベント会場以外ではコスプレ禁止」というものだ。
まあ、町中にもかなり奇抜な格好の人は歩いているものだが、元ネタがあるものとなるとまた別なのだろう。
危険な装飾がある衣装もあるだろうし、納得の行くルールである。
たとえば、同人誌即売会では、コスプレOKと銘打っているところも多い。
そのような会場では、ぜひとも堂々とコスプレしていただきたい。
では、他のイベント会場はどうだろうか?
当然だが、すべてのイベント会場で、いちいちコスプレOKかどうか明記されているわけではない。
そんななかで、最近とくに目立つように思うのが、ライブ会場でのコスプレである。
ライブ会場におけるコスプレの特徴は、コスプレしたまま会場外を歩きまわる人が多いことである。
会場外で撮影している人も多く、「イベント会場」がどこまでの範囲を指すのか非常に曖昧だ。
コスプレイヤーの方々は、この点をどう考えているのだろうか?
コスプレがダメなら法被やらTシャツで出歩くもダメだろうという向きもあるとは思うが、今回は割愛する(個人的には法被くらい脱いでほしいが)。
そしてなにより気になるのが、同人誌即売会などの参加者と違って、ライブ会場の客はコスプレを見に来ているわけではないため、見られたいという意識が強いと言われるコスプレイヤーの方々は、それで満足なのだろうかという点である。
イベントの主催者に聞け。