2013-03-16

長所の謙遜: 別な側面から

自分長所を紹介されたり、人から好意を向けられるのが苦手で、褒められたりすると隠れてしまいたくなる。だから、特技や、評価されるであろう長所・成果も、自分から言うことはまずない。聞かれても、事実だけを述べて早めに話題を変える。

小学生くらいの昔からそうだったのだけれど、最近その理由がわかったように思う。注目されたくないのだ

褒めるという行為が、純粋に行動や成果のみを対象とすることは少ない。むしろたいていの場合、それを行なった「人」が指向される。私の製作物や成果が、私と切り離されて褒められるのは、手放しで喜べる。でも、称賛が、それらを生み出した「私」に向かってくると、ちょっとした恐怖が私を包む。

うれしいんだけど、そんなに私のほうを注目しないで…成果物を気に入ってくれたのがわかるだけで十分うれしいから、私のほうはどうかそっとしておいて…というような。

からといって、短所のアピールを始めたり、逆に悪意を向けられると興奮したりするわけではないのだけれども。

同じ、長所を謙遜するでも、こういうタイプもいるということで。

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では、なぜ、私という人間が注目されることを好まないのかというと、その理由は、現在の私の行動様式が、学校社会のなかでいじめの標的になる (なった) 恐怖の上に形成されてきた、ということと関係していると思う。いじめという関係性においては、目立つことの意味あいは、プラス / マイナスどちらの方向にも一瞬で変わり得る。

※ より正確に言うと、人間集団の中で私という人間が注目されることを避けたい、という感じだろうか。ある程度気心の知れた相手から好意をもってもらえるのは、こんなことを書いてる私でも、やはりうれしい。

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