「先輩たちとともに、体育科・スポーツ健康科学科・普通科で桜宮高校を取り戻したいです。変わるため、変えるためのチャンスを私たち受験生にください」
色々な考え方はある。だが、自殺してしまった人間にはもはや、チャンスを与えることが出来ない。
自殺者を出すということは、そういう事だ。
これが10年前ならまだ話は違う。自殺傾向やノイローゼというものがわかっていなかった。
しかし、現在では、一定以上に追い詰めると、自殺者が出る。確率論で自殺者が出る。ということはわかっている。
自殺者が出ても、嘆願すればなんとかなるでは、イジメ(体罰等々)は止まらない。
変えるためのチャンスを与えることはできるだろうが、 桜宮高校 ではなく。
日本全土のイジメを止めるために、ではどうしたらいいか?という事を考えてほしい。
いじめが起きても、喉元過ぎれば熱さを忘れるでは、イジメが無くならないのではないか?という質問に何とか答えてほしい。
言いたいことはよく分かる。良くわかるけど。
重い処分を与えなければ、イジメが無くならないのであれば、重い処分を与えざるを得なくなる。
いじめで自殺はこれが初めてじゃない。 もう1年ももっと前から、大きな話題になっている。
それで、なぜ止まらない?
喉元過ぎれば熱さを忘れるとはいうけれど、喉元過ぎていないじゃないか。熱いさなかでまだ起きる。おかしいだろう?
だが、もう、これだけイジメが大きな話題になっているのに、 どうして、止まらず、こんな問題が起きたのか?
そこが最も 今言われていることではないだろうか?
なぜ、1年前の 数カ月前の事件で、 わが校にもイジメがと 見直されなかったのか?
イジメが見直されていれば、 先生によるイジメ=体罰だって見つかって当然だろう?
今、指摘されているのは、そこなんだ。