たまに朝9時から夜中の1時まで延々働いているチームがある。
別に上司がさぼっていて、その分部下が埋め合わせをしているというわけではない。上から下まで延々働いている。
そして、このチームは出世する人が多い。
自分の同僚もそのチームにいて、「そんなに働いて大丈夫?」と聞くと一応愚痴めいたものはこぼす。
が、グチグチ言ってても結局働いている。
なぜろくに給料も出ないのに、そんなに働くのかという理由は、仕事が好きという単純なものなのではないかと思う。
口には出さないがおそらく出世欲みたいのもあるんだろうけど、感覚的に主要な理由ではない気がする。
ただ、彼らのようなワーカホリック気味な人が出世して彼らの仕事のやり方がスタンダードなものとして定着すると非常に困る。
ただまあ、働きたい人間を働かせないという積極的な理由が特になく、前にも書いたとおり馬車馬のように仕事をこなしていく彼らの上からの評価は高い。
なので、彼らのような人たちに引きずられる形でどんどん働く時間が長くなっていく。
より積極的に、情熱的に、長時間高いパフォーマンスを発揮する人間だけが残れる。
それ以外はついていけなくて辞めていく。
端から見ればブラック企業だろうが、意外に残った人間は幸せなのかも知れない。
と、辞めた前の会社をふと思い出して書いてみた。
「好きを仕事にする」というよりかは「仕事を好きにする」の方が近いのでは。「俺らだってできることなら働かずして飲み食いしたいけど、まぁそんなわけにはいかないし、好きであ...