そうなんだよね。
時間退行で子供になって、トラウマそのものに直接干渉できるってことは、自我を直接いじくるってことだもんな。
それってもはや自分が自分でなくなるってことで、これはかなりの恐怖だよな。
しかし伊織がふうせんかずらに、おわびにやりなおしますかーって言われたら断るわけで、すでに過去をやり直したに等しいほど、
現在の自分ってものは変質しているのに、それは気にせず、私は過去も含めて私だから!って言うんだよな。
過去とは何か、自分とは何か、ってのを気にした答えのようで、実はまったく気にしていないよな。
つまりまあ、時間退行って、直接過去の記憶を第三者に書き換えられる行為と等しいわけで、これって過去の事実や経験を全部すっ飛ばしたうえで
もはや恐怖でしかないわ。
それなのにねえ。
快活に毅然と断る伊織を見たら、増田の言うとおり、彼女らのメンタルタフネスぶりにすごいがっかりしたね。
うん、くらくらした。
でもどっかのHPの哲学的なドラえもんなら、「そんなこと言うなら、今朝ののび太君と今ののび太君だって、違う人間だろ?」ってなるんだろな。
ああ、わかんなくなってきた。