2011-10-12

私は両親に

「男に襲われて、抵抗しても暴力を振るわれたり刃物を持ってるようなら、ヘタにそれ以上抵抗せずに大人しく耐えること。なにをされても殺されるよりはマシだから

と教えられた。「用がすんだら男の気がそれるから、そのスキをついて逃げろ」とも。

もちろん危険な場所に一人で行かない、夜出歩くのは注意する、危険なシーンでの過度の露出は控える、という無難な自衛はとった上での、

にっちもさっちいかないエマージェンシーの最終奥義として、「なされるがままレイプされろ」という教え。

ちなみに同性の友人らに聞いたら、その場にいた女の3分の2程度が、親から同様の教えを授かっていた。

自分の愛娘に「なされるがまま強姦されろ」と教える親の胸中いかばかりか、と思ったけれど、それが案外世に通用している教えらしいと知って、驚いた。

でもその教えが、女にレイプ=殺害という恐怖の図式を植えつけて、

幸いにも抵抗すればなんとか逃げられるケース(「抵抗したら殺すぞ」がただのハッタリ)でも、

結果的には抵抗する気を削いでなされるがままレイプされるハメになっている気がしないでもない。

多数の女がその教えを身につけることで、結局巡り巡って「ちょっと強引に脅して殴れば女はおとなしくヤられてくれる」とレイプ犯を増長させたり、

あるいはレイプするまでに至らないはずの普通の男に、「魔が刺して」レイプに手を染めるスキを与えているのではないかとも思う。

もちろん強姦パニック下では、「殺すぞ」がハッタリかマジか見極めるのは難しいという問題もあるので、親の教えも完全な間違いでもないけども。

しかし大人しくレイプされるわけにもいかん。かといって、武器護身術だって強姦魔のほうが強かった場合は逆上させるだけでジエンドだし。

むかし、可愛いモデルだったか誰かが、夜道で暗がりに引っ張りこまれ押し倒されそうになったとき

白痴を装ってンフンフンフ♪と微笑しながら男の股間をまさぐって、虚を突いて難を逃れたとなんかの雑誌で言っていたのをみた。

成功率はともかく、こういう防犯で逃げきるのが理想なのかも。

    

追記。

親の教えには「抵抗したらレイプ犯を怒らせてレイプがより悲惨ものになる。あくまで相手の欲望を遂げることに協力するそぶりをみせつつ、

わかった、抵抗はしないからせめて避妊はして。せめて殴らないで。という方向に持っていけ」というくだりすらあった。

これじゃあ究極的に都合のいい性欲処理ボランティアじゃねえか。

思い出したら気持ち悪くてムカムカしてきた。

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