2011-07-19

生きるのって辛いよね!

昔々、あるところにソープ嬢がいました。

彼女はとても可愛らしかったので、街を歩けば

たくさんの男たちに

「僕の恋人になってください」

と声をかけられました。

すると彼女は決まって、

「わたし、ソープ嬢だけど、それでもいいの」

と言うのでした。

本当に、わたしのことが好きなら、

職業なんて関係ないはずだ、と彼女は思っていたのです

その言葉に、男たちは驚いて、

彼女の元から立ち去っていくのでした。

あるとき彼女は一人の男と出会いました。

彼と彼女は、とても楽しくおしゃべりして、

彼は彼女を、彼女は彼を好きになりました。

彼は、他の男たちと同じように、

「僕の恋人になってください」

彼女に言いました。彼女は、

少しがっかりしながら、いつものように

「わたし、ソープ嬢だけど、それでもいいの」

と答えました。

彼は、とてもビックリした顔をしましたが、

はっきりと

「そんなの関係ないよ」

と言いました。

そして二人は恋人になりました。

彼は自動車工場で、彼女ソープ一生懸命働きました。

そして休みの日は二人で仲良く過ごしました。

彼も彼女も、幸せ一年間が過ぎました。

ある日、二人で楽しく過ごして、

笑顔で別れた帰り道、彼女は思いました。

「彼は、わたしが身体を売っていることについて、何も言わない」

「わたしが他の男と何をしてても、平気なのかしら」

「それって本当に、わたしのことを愛しているのかしら」

それから彼女不安不安で、たまらない日々をすごしました。

本当に、彼が自分のことを好きなのかどうか。

彼女は彼に、意地悪をしました。

約束時間に遅れていったり、彼の洋服をわざと汚したり。

彼が笑って許すたびに、彼女は安心して、

そしてさらに不安は深まっていくのでした。

たくさんお金をくれるお客さんと、特別なデートをした話を彼にした次の日、

彼はとても悲しそうな顔で、別れを切り出しました。

彼女は思いました。

「ほら、やっぱり彼は、わたしのことを本当に愛してなんかいなかったんだ」

そして彼女一人ぼっちになって、久しぶりに涙を流しました。

おわり

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