昼休みは図書室で本を読むか音楽室でピアノを弾いたり、休日は美術館に行くような女の子。友達は数えるほどしかいなかった。
大人になってもそれは変わらなかった。子供が生まれるその日までは。
休日はプールにバーベキューに遊園地にとにかくどこかへ出かけるか、誰かと遊ぶのに付き合わされた。
家族はパーティーが好きでよく家に人を呼んだ。これが一番骨が折れた。掃除、料理、後片付け等々。
休日は家やカフェなどで本でも読んでゆっくりしたい。どこかに出かけるとしたら何もない森林や池のほとりのログハウスがいい。
子供が生まれて15年間、ずっとそんなことを考えて生きてきた。
ある日のことだった。
夫に話しかけても返事がない。
おーい。おーい。
おーい。おーい。
そうか、私は透明になったのだ。
休日はカフェ本を読んだり美術館で絵を鑑賞したり好きなところに一人で出かけた。
あきは透明になってよかったと思った。
布施明「それが君の響き」
すごい雑でつまらん 時間の無駄
こじらせてる場合 夫「俺の名前はおーいじゃないけど。」 娘「私の名前おーいじゃないんだけど。」
死んだんじゃないのぉー?