http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20110212では「消費税増税が主要因で景気が急激に悪化したとか、あるいは自殺者や餓死者が激増したとかという実証的な議論を聞いたことがない」と言いつつ、
http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20101006では「仕事の激増に対して賃金上げや人員増が追いつかず、少なくとも短期的には過労死・過労自殺を増やす可能性が高いし、少ない年金と預金で暮らしている(まさにデフレだからなんとかもっている)独居老人などは、生活が成り立たなくなって自殺するしかなくなるだろう」と決めつけるのはダブルスタンダードな気がする。インフレに過剰反応して闇雲にバッシングしてるだけじゃなかろうか。90年代デフレに突入して自殺者が急増してる現実についてはどう思ってるのだろうか。
そもそも「福祉サービス受給の中心である年金生活の高齢者にも薄く広く負担できる」のは消費税でもインフレでも同じ(むしろ物価スライドを考慮すれば消費税のほうが多い)だし、貯蓄を取り崩して生活してる老人の負担が相対的に大きいのはどちらも同じなのに、なぜ消費税だけ実証的な根拠を出せと言ってインフレについてはそれを出さずに煽り立てるのだろうか。日頃高橋洋一的な論法を批判しておきながら自分も同じことをやるようでは説得力がないと思うのだが。