その「良い遺伝子」はなんだって話だよ。どういう観点で「良い」を定義してんだ。
子孫のために家庭や経済環境を整えるのは愛情なのに、より良い遺伝子を与えたいと願うことが何故批判されなければならないのか。
例えば精子バンクを作って、「遺伝子がいいらしい男」の精子を女が自由に受精できるようにすればいいと。
とりあえず女の遺伝子の悪さは無視して、男だけでも良質な遺伝子を作れるようにしろ、そういうこと?
あるいは、女性の卵子すらもバンク化して人類総養子化でも望んでるの?
「しかたない」って言説はそちらへ進むことを良しとするわけではないのだけど、わかってる?
何を?
「良し悪し」をだよ。色覚異常は遺伝子が悪いのだから、後世に残さないためにも当代限りで終わらせよー(子供つくるんじゃねーぞ)って言ってるようなもんでしょ。だいいちそれら二つの先天的なものと、性格が歪んだ、画家の夢を諦めたとかの後天的なものを同列に扱ってる時点でどうなんですかね。(色覚異常は画家をやめる口実にしちゃ弱いだろjk)
色覚異常で車掌にはなれません、車の運転できませんってのはわかるよ。識別に難があるんだからね。それが大事故につながるかもしれない。
しかしそれは「現在の」社会生活に支障をきたしているに過ぎないし、それが原因で「遺伝子が悪い」というのはどうなんですか、という話をしている。
まさかこんなものをさも当然だという人が研究者にいるかと思うとゾッとするんだが。それともあれか。遺伝子分野の研究者はそういう恣意的な運用を気にしないMADな連中なのか。