『ガンガンJoker』とはスクエニが出している中高生向け漫画雑誌だが、最近この雑誌を見ると性的に興奮するようになった。
ガンガンJokerそのものに対してだ。去年最期の日、ガンガンJokerそのものをおかずに抜き納めをしたぐらいだ。
まず表紙のデザインを一瞥した時点でムラムラするようになった。
なぜ性的に興奮するのか。考えてみたところ2つの理由を思いついた。
ガンガンJokerの表紙は、漫画雑誌とは思えないほど小洒落ている。普通の漫画雑誌にありがちな表紙の猥雑さがまるでない。
むしろ一般向けの普通の雑誌に近いとすら思える。ガンガンJokerの読者層である中高生は背伸びしたがる年頃で、一般向けのおしゃれな雑誌を読みたいという欲求を持っている年頃だろう。
ガンガンJokerの表紙は、中高生の持つ背伸びしたいという欲求に見事にこたえている。
とはいえ、ガンガンJokerも中高生向けの漫画雑誌である。『島耕作』や『美味しんぼ』、『ゴルゴ13』、『ゆゆ式』、『サラリーマン金太郎』みたいな高年齢向けの、ハイブロウな漫画が載っているわけでもない。
中高生が好きそうな内容の、どこか幼さを感じさせる(=大人が「安直だ」と切り捨てるような内容を指す)漫画が多いという印象である。
背伸びした表紙に中身の幼さ。そのアンバランスさに、性的興奮を覚えるのだ。
中高生にもなると、漫画雑誌を買ったり読んだりすることは恥ずかしいことであると認識するように思える。
しかしガンガンJokerは中高生向けの漫画雑誌であり、必然的に中高生向けの漫画であふれている。なおかつ、中高生が好みそうな小洒落た表紙である。
このことより、背徳感を感じながらガンガンJokerを買って読んでいる中高生が一定数いることが推測される。
「『繰繰れ!コックリさん』も楽しい。『一週間フレンズ。』も『アカメが斬る』も面白い。でも…でも…漫画雑誌を読んでるあたしって情けないっ…!」と快楽と慙愧の板挟みになっている中高生の姿。